飛田甲『幽霊には微笑を、生者には花束を』読了(再読)。

幽霊には微笑を、生者には花束を (ファミ通文庫)

幽霊には微笑を、生者には花束を (ファミ通文庫)

あれー、初読時には好感触だったはずなんですが。なんか再読したらあんまり面白くない。と云うか、主要キャラがことごとく好きになれなくなってしまった。妹はバカだし、ユウはうじうじしてるし、好感が持てたはずの主人公もなぜか今回は単なるガキにしか思えなくなってしまった。なにか実生活で嫌なことでもありましたか、オレ。地の文が登場人物の心の中を説明したりしなかったりで安定しないのが気持ち悪いのかなあ。頑張って無理矢理冷静に書いてみる。序盤で主人公と赤城との繋がりがあまり書かれていないので、後半の活躍がなんか唐突に感じられます。でもそれは初読時にも感じたことだしなあ。とにかくキャラが合わなくなったってのが大きいのかな。
初読時に面白かったのに再読してダメってのは初めてなので戸惑っています。僕はつくづくいい加減ですね。