桜庭一樹『ファミリーポートレイト』読了

ファミリーポートレイト

ファミリーポートレイト

正月はずっとこれを読んでいた。直木賞受賞第一作*1らしく気合いの入った一作。気合入りすぎ?
どストレートなタイトル。ひとつの物語で終わらず、いくつもの物語が詰まっている。と云った意味でも作家の集大成とも云える作品。
何となくこの作品について批判的な文章が読みたいなと思って、はてダでいくつか探して読んだが、興味深く読めた。
個人的にはこの本を出した後に何食わぬ顔でGOSICKシリーズの新刊とか出すと格好いいと思う。

*1:書き下ろしとしては