ピアニスト100 100/100 アレクセイ・ゴルラッチ

3/10 4PM さいたま芸術劇場

アンコール

ピアノ:アレクセイ・ゴルラッチ

前半は特に好きな曲ではないのでまああんまりコメントもないんだけど、表情のつけ方には自身のありそうな感じ。
徳山美奈子の曲はコンクールのための委嘱作品だと云うことでバリバリの現代曲だと思ってたんだけどそうではなくて、なかなか聴きやすい曲。ただ別にいい曲だとは思わなかった。
最後にエチュードop.10。強いて云えばこれが目当てと云えるのかな。op.10-4はなかなかの速度で「おお」と思ったが、スピードだけじゃなくてすべての音がきっちりコントロールされていた。他の曲に比べて完成度が高かったように思う。また、op.10-6も速くてびっくり。この曲はもう少し遅い方が好みだけど。
また、アンコールの英雄ポロネーズは非常に輝かしい音で、これが今日一番の演奏だったかな。
しかし演奏自体に不満がなかった割には満足感がイマイチ。コンクール直後だから仕方ないとは云え、次はもう少しリサイタル向けのプログラムでやってほしいですね(好みの問題と云われればそれまでか)。