西尾維新『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』読了。

DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件

DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件

決してつまらなくはないけど、なんだかやっつけ的に見えてしまうなあ。全体の大仕掛けに関しても、それほど驚かないというか、どうも軽く見えてしまって。勿論このくらいのクオリティのものをやっつけで書けてしまうということ自体もの凄いことではあるんだけど。
一番気に喰わないのは南空が頭悪く書かれすぎじゃないかと。『赤ずきんチャチャ』の件なんてふつう気付くって。
あとこれは揚げ足取り且つ与太話だけど、針と糸の件ですが、ややこしいことしなくても外から斜めに引っ張ればあっさりサムターンは回りますよ。少なくともウチのドアでは。いや昔、鍵をなくしてしまって、でも誰も家にいなくて、でも出かけなきゃいけないと云う状況に陥ったことがあるのです。帰りは家族の方が先だから、よし密室を作って出かけようということになって、それで実証済み。まあこれは小説の出来や面白さとは無関係ですが。