森川嘉一郎『趣都の誕生 萌える都市アキハバラ』読了。

趣都の誕生 萌える都市アキハバラ
出たときから読もう読もうと思っていながら、買うまでには到ってなかったのですが、この間図書館に行ったときたまたま思い出して借りました。今更だが面白い。ラジ館のテナントの変遷なんてリアルタイムで経験してるから漠然とは感じていたけど、こうして明確に示されるとすごいですね。でも、もうこの本が出てから2年近く経つ訳で、更に状況は刻々と変化してるよなあ。「個」主導による街の形成と云うのがこの本の秋葉原の捉え方ですが、それに対して揺り戻しのように「官」主導の駅前のいくつかのビルが建設されてるし、TXの開通もこの先控えている。更にこれは「民」ですが、ヨドバシの開店もあります。これらによってアキバがどのように変わるのか、或いは変わらないのか、この先も目が離せないな。