ゴドフスキ・ショパンのエチュードによる練習曲全集/グランテ(Music&Arts)(amazonへのリンク)

グランテ2回目の録音。1回目のは3枚に収録(その3枚目がこないだのやつ)だったが今回は2枚。異版完全収録みたいなことが書いてあるが、前回に比べ1種類増えただけ。アムランの録音とまったく同じになった、んだと思う。アムランのアルバムが非常に評価されたので対抗意識を燃やして再度録音したのかな、と勘繰ってしまうな。
どちらにせよ、この曲集はどうしてもアムランと比べることになる。と云うことで、アムラン盤、グランテの旧盤、この新盤と3種聴き比べてみた。うへえ。頭がおかしくなりました。適当に流して聴いただけですが、全体としてはアムランのディスクがあれば充分とも云えるけど、中々どうして、曲単位あるいはもっと細かい部分ではグランテ新盤のほうがいいなと云う演奏もあり。全般的に旧盤よりも明らかに気合の入った演奏だったと思います。やっぱり対抗意識は絶対にあるな。
これも楽譜欲しいな。と云うか、ゴドフスキの曲、特にこの曲集についてはスコア見ながらじゃないと楽しさが半減してしまうのではないか、とさえ思える。ああ、この云い方はまずいかな。どんなジャンルであれ音楽は演奏された時点で、その演奏自体で完結しているべきだから。スコア見ながらだと楽しさが倍増するんじゃないか、と云い直そう。
と、そんなことを書いていたら、web上で51曲分のスコアを発見。酔狂な人もいたもんだ。やっぱり見ながらだと明らかに面白い。ライナーノーツも一生懸命読んでいる。まだまだ読み終わらないけど。英語がだめすぎだ。しかし、解説を読んで、スコア見ながらだとなんだか曲の理解が深まったような気になるなあ。気のせいだろうけど。