ゴドフスキ・ピアノ作品集/RIAN DE WAAL（hyperion）（amazonへのリンク）

曲目はパッサカリア、シュトラウスの「芸術家の生涯」による交響的変容ほか。
このパッサカリアは物凄い曲だ。正式名称はえっと多分「シューベルトの交響曲「未完成」の冒頭による44の変奏、カデンツァとフーガ」みたいな感じ。未完成交響曲の冒頭の短いフレーズがこれでもかと執拗に出てくる。このしつこさは癖になる。因みに、こんなことを書くとバカにされそうだが私は実はこの元ネタの未完成交響曲をきちんと聴いた事がない。自分の興味の範疇外のものにはまったく手を出さない悪いオタクの見本のようだ。聴こうとは思うんだけどなあ。でも、この曲のせいで冒頭部分ばかりが気になってしまって曲に集中できないっぽい。
それから「芸術家の生涯」。これは結構名演だと思う。シュトラウスものは楽しいなあ。楽譜欲しい。シュトラウスもオーケストラではちゃんと聴いてないや。
他に気に入ったのは、シューベルトの楽興の時op.94-3の編曲。こんなのあったんだ。結構面白い。
11日に買ったものはこれ以外にもゴドフスキとかアルカンとかが多くてなんだか厨丸出しだ。