2008-06-30 円城塔『オブ・ザ・ベースボール』読了 読書 オブ・ザ・ベースボール作者: 円城塔出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/02/14メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 111回この商品を含むブログ (87件) を見る「オブ・ザ・ベースボール」。円城塔の小説中、異例とも云えるほど何が書いてあるのかがわかる。単行本未収録のものを含めて多分ほとんど読んでいるはずだけど、最も分かりやすい。ただし、その分やや冗長と云えるのも確か。 「つぎの著者につづく」。円城塔は存在と云うものに関心を向ける作家なのだろうか。まあとにかくやけにややこしい文章が心地良かった。「烏有此譚」もそうだったが「言い条」「みたような」などの古臭い云い回しが好きだ。