第1617回 N響定期 Cプロ

4/12 3PM NHKホール

  • NHK交響楽団
  • 指揮:準・メルクル
  • ピアノ:ピエール=ロラン・エマール
  • オンド・マルトノ:原田節

今年はメシアン生誕100周年だそうで、メシアンの曲の演奏会の企画をよく見る。まなざしとか鳥のカタログを聴けるのが楽しみだ。と云う訳で、今年のメシアン一発目はN響のトゥランガリ交響曲。前にチョン&東フィルを聴いたときに書いたとおり(id:nadzuna:20070129:1169997674)、おそらくトゥランガリーラが正しい表記だけど、ここではN響のパンフレットに従っておく。
毎回云うことだけど普段はピアノばっかり聴いてオケをあまり聴かない。そんなこともあって、恥ずかしながらN響NHKホールも初めて。NHKホールに関しては悪い評判しか聞かないので結構不安だったんだけど不安的中、冒頭3秒でがっかりした。これは確かにひどい。評判通り全然音が響かない。中途半端な席よりも天井に近い3階の方がいいかと思って3階前方を取ったんだけど、もうなんか、やあ遠くの方で何かやってますね、と云う感じ。1階で直接音を聴けば少しは違うのかなあ。しかしホールがこんなにひどいと感じたのはオーチャード以来。今後はなるべくNHKホールには関わらないで生きていこうw
そう云う訳でホールのひどさにびっくりしたので演奏についてはあまり書くことはないんだけど、一応。でも、これは大部分がホール或いは座席の所為だと思うけど。
全体的な音に関して云うと、豊かな音と云うよりうるさい音に聴こえた部分が多かった。管だけが鳴って、弦がこちらに届かない印象。ちょっと機械的に感じられるところもあって、色彩豊かなメシアンはあまり聴こえてこなかった。ピアノとオンド・マルトノはオケにほとんど埋もれてたような感じだったけど、エマールの技巧は流石。
メシアンイヤーの今年、トゥランガリラはこの1回だけのつもりだったけど、あまり満足できなかったので、都響でもやるみたいだし、そちらも行こうかなと思案中。