西尾維新『化物語(上・下)』読了。

化物語(上) (講談社BOX)

化物語(上) (講談社BOX)

化物語(下) (講談社BOX)

化物語(下) (講談社BOX)

掛け合い漫才が異常に楽しい。
戦場ヶ原のキャラとか、あざとすぎるほどにあざとくて、2周くらい回りまわって新鮮かと思えばやっぱりあざといんだけど、それでもイイと思ってしまう情けなさ。
こんなに計算どおりに萌えてしまうと、ある種の捻くれ者なんかは、してやったり顔の西尾先生を思い浮かべて気分が悪くなるかもしれません。でも、西尾先生はあとがきで「(仕事としてではなく)趣味で書いた」と云っています。つまり「西尾先生はこれを趣味として楽しんで書いた。と云うことは、どう読ませるかなんていう計算はしていない。ああ僕は読者として西尾維新にいいように操られたんじゃなくて、西尾先生と趣味が合うだけなんだなあ」と安心できるおまけつき。至れり尽せりです。