石原千秋『大学受験のための小説講義』読了。

大学受験のための小説講義 (ちくま新書)

大学受験のための小説講義 (ちくま新書)

小説を読んでいく上で色々勉強になった。あまりメタファーメタファー云いながら読むのは好きじゃないんだけど、普段から「読み込み甘いなー自分」と思うことが多いので。
それから、「この表現はどういう気持ちを表したことになるのか」と云う問題の「ことになる」と云う表現の仕方を取り上げて、出題者の冷めている目線が良いと評価する著者の態度も好み。
なんだかんだ云って受験勉強も役に立つと云うことですね。当事者じゃないから云えることだけど。