畠中恵『百万の手』読了。

百万の手 (ミステリ・フロンティア)

百万の手 (ミステリ・フロンティア)

火事の中に子供が飛び込もうとしてるのに周囲の大人、と云うか消防士が全然止めない、とか、警察に殺人の現行犯で捕まったはずの人が何故かその後の場面で普通に出てくるとか、冗談としか思えないような「話は聞いていたよ」と云いながら暗がりから出てくる場面とか、粗が多すぎるように感じました。筋はまあいいと思いますが、そのせいで単に荒唐無稽な話になってしまっているような。色々詰め込みすぎかもしれません。