福井晴敏『終戦のローレライ・下』読了。

終戦のローレライ 下

終戦のローレライ 下

上巻読み終えて下巻の途中までは、面白いけどここがイマイチだな、なんて思いながら読んでたわけですが。なんかそういう小さな瑕にこだわる今までの読み方を反省しました。映像化前提で書かれているのに(だからこそ逆に?)映像が頭に浮かびにくいとか、現実感が希薄とかは瑣末なことにすぎないんだ。
下巻はもう名場面が目白押し。これでもかと目が熱くなるシーンの連続でホント困りました。寄せ集めのメンバがいつの間にか一丸となって1つのことをやり遂げる、と云う王道ではあるんですけど、それまでの過程が熱すぎる。映画じゃなくてアニメで見たかった気もする。