OPUS111 1830/3/17伝説のワルシャワ・コンサート感想

Chopin Exploration:Vol.3

Chopin Exploration:Vol.3


ショパン没後150年記念シリーズ「ショパンを求めて」第3巻
  1. クルピンスキ:オペラ「チョルシュテインの城」序曲
  2. ショパンピアノ協奏曲第2番 Op.21
  3. パエール:ゴンドラに乗った金髪の少女(ヴェネツィア舟歌
  4. ショパンポーランドの歌によるピアノと管弦楽のための幻想曲 Op.13
  5. エルスネル:オペラ「白人レシェク」序曲

  • クリストフ・シュペリング指揮、ノイエ・オルケスター(1-4,6,7)
  • ピアノ:ヤーヌシュ・オレイニチャク(2-6)
  • ソプラノ:オルガ・パシフニク(5)
  • 録音:99/1、ケルン
  • OPUS111 OPS2008

ショパンワルシャワデビューの演奏会のプログラムを再現。ただし、コンチェルトの楽章間に演奏されたフレンチホルンのディヴェルティスマンは詳細不明なので省略、クルピンスキのオペラ序曲も楽譜が残ってないので違う曲に置き換えて、それからなぜか演奏の順番も変えてあります。実際は前半にエルスナーとコンチェルト、後半にクルピンスキ、パエール、ショパンのOp.13だったそうです。
楽器も勿論ピリオド楽器。ピアノは日本語の帯には1848年エラールと書いてありますが、スリーヴノートにはエラールとしか書いてありませんので年代はよくわかりません。どうせならショパンがエラールより好んだとされるプレイエルを使えばいいのに、何か事情があるのでしょうか。て云うか実際使ったのはエラールなのかな。
演奏の方ですが、うーむ、ちょっと書きにくい。まあピリオド楽器によるショパンの協奏曲を聴きたいのであれば取り敢えずお薦めはできる、と云う程度にはいい演奏です。フォルテピアノの響きは好きだし、演奏も変な癖はなく悪くない。でもアックスとマッケラスによる録音にもどっちの曲も入ってるみたいですね。しかもこっちの方が入手しやすそうだし。未聴なので何とも云えませんが。
asin:B000007TJV(国内盤asin:B00005G81K
ショパン以外の曲についてはよくわかりません。まあ普通の曲と云った感じでしょうか。
一応シリーズ全部揃えようと思っていたけど全然買ってなくて、中古で見かけたので買った次第。ショパン没後150年を記念してOPUS111が出した全10巻のシリーズです。1巻の民族楽器によるマズルカもお薦め。
asin:B00001NTKA