東京フィル定期@東京オペラシティ

ラヴェル:ピアノ協奏曲、マーラー交響曲第1番「巨人」。ピアノ:エレーヌ・グリモー、指揮:チョン・ミョンフン
ラヴェルのこの曲がとても好きなので、学生券の当日券が出ると知って行ってきました。11,000円の席が1,000円。安くてすいません。学生席枠が別にある訳じゃなくて学生証見せれば同じ席でもこの値段になるというシステムのようです。でも一番前の席でした。オケで一番前ってのは結構つらいです。舞台の真ん中より奥にいる管楽器なんかは遠くから聴こえてくるような感じになってしまう。音が頭の上を素通りしていくイメージ。逆に目の前のビオラが滅茶苦茶鮮明に聴こえるので新鮮で面白かったですけど。まあ千円で文句は云えないか。でも正規の料金でこの席だったら怒るw
あ、そうだ。一応書いておくと、このチョン・ミョンフンって云う指揮者はあれです、トリビアの泉でクラシックネタが出るときにオケの映像が出るじゃないですか。あれを振ってるのがこの人です。昨日も「ヴェクサシオン」とか「4分33秒」とかやってましたね。「4分33秒」はここで楽譜が見れるうえにその続編(?)もあります。
閑話休題。演奏の感想も適当に書いておこう。グリモーのピアノは見た目とは裏腹にパワフル。ちょっと雑に聴こえる部分もないではありませんでしたが、チョンのサポートでまとまった演奏になってました。アンコール2曲弾いたんですが、曲名確認するの忘れました。多分スクリャービンとかそのへん。このラヴェルの方が目当てで、メインの「巨人」は一応曲を知っている程度だったのですが、まさに熱演でした。楽団員がはけてるのになかなか拍手が止まないほど。当日券でこれくらい楽しめればまあ充分と云えるかな。ちょくちょく利用したいです。