アガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』(ハヤカワ文庫)(amazon)読了。

西村京太郎『殺しの双曲線』を読もうとしたら、裏表紙に、「『そして誰もいなくなった』に、異色の様式で挑戦する本格推理長編。」と書いてあったので、折角だしこれを機会にこの云わずと知れた名作を読んでみましょうということで。
翻訳が清水俊二という人なんだけど、昔チャンドラー『さらば愛しき女よ』を読んだ時、なんだかストーリーすらあまり頭に入らなかったことがあって、それ以来海外ミステリを敬遠してて、調べてみたらその時の訳者も清水俊二で、同じ人じゃないか、と思ってこわごわ読んだ。でも、そんなに読みにくいってことはなくて、当時の私ってただのバカだったんだなあと悲しくなりました。やっぱり翻訳も色々読んでみよう。