都響 第642回定期演奏会Aシリーズ

4/17 7PM 東京文化会館

東京都交響楽団
指揮:ジェイムズ・デプリースト ※ピアノ:スティーブン・オズボーン

オズボーンのピアノが生で聴けるとあってとんでいきました。が。
ブラームスの第2コンチェルトをメインに持ってきたプログラムでしたが……これは疲れてる平日夜に聴くもんじゃないな……。重すぎた。集中して聴けませんでした、すみません。聴く方にも体力がいるわ。
オズボーンは最初ミスタッチ多めだったのでそれでこっちが集中力を欠いてしまったというのもあるし、あと、芳醇な音に包まれるんではなく耳を傾けて聴かなきゃならない東京文化会館の音環境ってのもあるにはあるし、曲自体も、1番に比べるとちょっと渋すぎてまだまだ僕のような若造には早いですよ的な、正直あまり思い入れのある曲ではないってのもあるんだけど、まあこれは云い訳だな。よその所為にしてはいかん。
と云う訳で感想書く資格はあんまりないんだけど、一応書いておくと、ピアノのミスタッチが目立ったのは最初だけで途中からは持ち直してたし、オケもよかったとは思います。多分。
しかし、オズボーン、折角来日したのにリサイタルなしっぽい、と云うか、演奏自体これだけみたい。なんともったいない。

『新潮』2007年2月号読了。

新潮 2007年 02月号 [雑誌]

新潮 2007年 02月号 [雑誌]

いつものごとく気になったものだけ。
舞城王太郎「かいけつと「○ん○ん」<第五回> ディスコ探偵水曜日 第三部」次回完結! ってもうとっくに出てる訳だが。
村田沙耶香「ひかりのあしおと」微妙。アレのことを「粘膜」って云ったりするのが何となく鼻につく。
車谷長吉「文学の基本」結構面白かった。
池内紀「出ふるさと記」深沢七郎について。
青木淳悟の書評で伊井直行が気になった。
三田村雅子「<記憶>の中の源氏物語」やたら面白い。

伊坂幸太郎『ラッシュライフ』読了。

ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部)

ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部)

最初つまんなくてつまんなくて正直どうしようかと思ったんだけど、色々つながり始めて漸く納得。結構カタルシス感じた。綺麗さっぱりまとめるんではなく、収斂していきそうでいかない部分を残す感じがこの人の持ち味かな。